Student Reports学生の報告

UT-MIT International Lecture 2023年3月

マテリアル工学科B2(理科二類) 中島 章雅

私はこの約9日間の MIT 現地訪問を通して、文化背景の異なる国で自分の苦手とする英語 を用いて高い志を持った同世代の学生とコミュニケーションをとり、たくさんの刺激を得 ました。実地で生活を送りつつの対面のコミュニケーションには、やはりオンライン講義だ けでは体験できない様々な魅力がありました。例えば、起きてから眠るまでの生活のほぼ全 てを母国語の通じない同世代の同志と過ごせるこの環境下では、成長に効果的な疎外感・追 い込みがありました。また、自分の英語学習経験は主に受験勉強などのインプット型の学習 が大半であったため、文法などの細かい修正点を改善することに意識を持ちすぎてしまう ことを危惧していました。そのため、意思伝達こそがコミュニケーションにおいて最重要で あることを念頭において不自然な会話にならないように意識して過ごしました。今後仮に 長期留学などをすることになった場合も今回と同様に、英語を勉強の目的と捉えることなくあくまで手段と捉えて楽しめることが大事だと考えているので、訪問する際にはとにかく会話の量を大切にしたいと思います。 さらに、私の今後の進路について考えさせられる機会もありました。MIT での講義、現地 のスタートアップ企業訪問、MIT に大学院生やポスドクとして関わり現地で生活していらっしゃる先輩方との交流などは、現在の私がアカデミアに進むとしたらどのようなルートがあるのかを考える際にとても参考になりました。工学系に所属する学生にとって憧れでもある、海外の超一流大学で研究をしていらっしゃる方々と直接お話しさせていていただける貴重な機会をくださった、本プログラムの関係者の方々、経費を援助してくださった工学部にこの場を借りて御礼申し上げたいと思います。

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